不動産のプロはどんな物件を買っているの?リセールバリューの重要性
- かつや 内山
- 2月22日
- 読了時間: 3分
更新日:3月2日

不動産のプロはどんな物件を買っているのか?共通して見ている物件のポイントとは何か?
今回の記事ではプロが自然と見て考えている要素の解説をしていきます。
これを読めば誰でも簡単に購入失敗リスクを抑えられます!!
結論:リセールバリューが高いか?
リセールバリュー(再販価値)の高い物件とは、
将来、売却する際に高い価格で取引されやすい物件のことを指します。
以下に挙げる要素を考慮すると、リセールバリューの高い物件を見極めやすくなります。
1. 立地
アクセスの良さ:駅から徒歩圏内(特に10分以内)であることが高評価されます。主要都市やビジネス街へのアクセスが良いと、さらに有利です。
周辺環境:商業施設、教育機関、医療機関、公共施設が近くにある物件は需要が高いです。治安の良さもポイントです。
将来性:再開発が進行中や予定されているエリア、人口が増加傾向にあるエリアは将来的に価値が上がりやすいです。
2. 建物の品質
耐震性・構造:日本では地震が多いため、新耐震基準(1981年施行)以降に建築された物件や耐震性能が高い建物は人気があります。
施工会社の信頼性:大手の施工会社が関わっている物件は、品質の安心感から価値が維持されやすいです。
設計やデザイン:時代を問わず評価されるデザインや使い勝手の良い間取りは、リセールバリューを高めます。
3. 資産価値の維持
管理状況:マンションの場合、管理会社がしっかりしており、修繕積立金や管理費が適切に設定されている物件は評価が高いです。
築年数:一般的に、築浅(築10年以内)の物件は価値が落ちにくいですが、古くても適切なリノベーションが施されている場合、再販価値が上がることもあります。
住宅ローン利用難度:借地や旧耐震、違法建築など住宅ローンの利用に制限がかかる内容がある場合、価格が下がる傾向にあります。特に近年の住宅ローンは利用可能な物件の要件が厳しくなっている傾向にありますので注意が必要です。
4. 市場の需要
不人気な要素がないこと:事故物件・借地・日当たりが悪いなど一般的に人気が下がるような要素があると価格が下がりやすくなります。
供給過多でないこと:同じような物件が多いエリアでは競争が激しく、価格が下がりやすい傾向があります。
ターゲット層の広さ:ファミリー層、単身者、高齢者など幅広い層にニーズがある物件は、リセールバリューが高い傾向があります。
5. 環境やトレンドの変化への適応性
エコ性能:省エネ設計や再生可能エネルギーの活用が評価される時代になってきています。将来的には必須にするという方針なので、将来を考えると重要な要素になります。
働き方の変化への対応:リモートワーク需要に応じたワークスペースの確保や、インターネット環境が整備されている物件はコロナ禍以降でも需要が増え続けています。
これら以外にもリセールバリューに影響のある要素はありますが、これらを抑えておくことで将来的に資産がマイナスになるリスクは大きく抑えられます。