売却方法の違いとは?仲介と買取を比較してみた
- かつや 内山
- 2月23日
- 読了時間: 3分

不動産を売却する方法にはいくつかの選択肢があります。
最も一般的なのは「仲介での売却」と「買取での売却」の2つの方法です。
それぞれメリット・デメリットがあり、売却者の状況に応じて最適な選択が求められます。
両者の違いをわかりやすく説明し、どちらの方法が自分にとって最適かを見極めるための参考にしてください。
仲介と買取とは?
仲介と買取の概要を簡単に説明します。
仲介:
一般個人の購入希望者に向けて、インターネット等での広告により販売活動を行うこと。
買取:
不動産業者が買主となり、物件を直接買取ってもらう方法です。広告での販売活動を行わずに売却をすること。
仲介での売却について
メリット:
高額で売れる可能性が高い:個人の方は業者と違い利益を目的としていないため、高値で売却できるチャンスがあります。
広い購入者層:広告により幅広い方に向けて認知度が高まるため、売却価格が希望に近づく可能性があります。
市場に合わせた販売:市場動向に応じて価格調整や販売戦略を取ることができます。
デメリット:
時間がかかる:買主が見つかるまで時間がかかることがあり、売却に数ヶ月以上かかる可能性が高いです。
内覧の手間がかかる:内覧希望者との時間調整や準備の手間があります。
売却後の売主責任:売却後3ヶ月の間、建物トラブルに関して費用責任(契約不適合責任)があります。
こんな方に向いています:
時間をかけても高い価格で売りたい方。
買主を見つけるために、広い範囲で広告や販売活動をしても問題ない方。
内覧希望者とのスケジュール調整が容易な方。
買取での売却について
メリット:
スピーディな売却:業者が買い取るため、早ければ数週間で現金化できます。
内覧対応が1度きり:買取金額を算出する前に1度内覧して貰えばOKです。
修繕不要:物件の状態に関係なく買い取ってもらえます。引渡し後の責任もありません。
契約不成立のリスクが低い:買主が決まらないリスクや、契約後のキャンセルの心配がありません。
デメリット:
価格が低くなる可能性がある:市場価格よりも低い価格で売却しなければならないことが多いです。都心部や人気エリア等であれば相場通りの価格の場合もあります。
こんな方に向いています:
売却を急いでいる方。
手間をかけたくない方。
不特定多数の出入りや広告活動をして欲しくない方
仲介と買取の比較表
項目 | 仲介での売却 | 買取での売却 |
売却価格 | 高額になる可能性が高い | 市場価格より低くなることが多い |
現金化までの期間 | 数ヶ月かかる可能性が高い | 数週間〜1ヶ月で完了する |
内覧対応 | 多い | 基本的に1度 |
リフォーム | 必要に応じてリフォームを検討することがある | 現状のままで売却できる |
物件に難がある場合 | いつまでも売れない可能性がある | 価格が低くても確実に売却できる |
どちらの方法を選ぶべきか?
売却目的や状況によって異なりますが、一般的な目安を説明します。
高額で売却したい・時間に余裕がある場合:仲介での売却がオススメです。
スピーディに売却したい・物件に難がある:買取での売却がオススメです。
まとめ
それぞれのメリット・デメリットをしっかりと理解した上で、自分の状況に合った方法を選ぶことが大切です。どちらの方法が最適かを見極め、後悔しない不動産売却を進めていきましょう。