不動産を売るときにかかる税金って?計算方法や控除について簡単に解説
- かつや 内山
- 2月28日
- 読了時間: 3分

不動産を売るときにかかる税金って?
不動産を売るとき、税金がかかることを知っておくと安心です。でも、どうやって計算されるのか、難しく感じる人も多くいらっしゃいます。今回は、そんな税金について、できるだけ簡単に説明します!
1. 不動産を売るときにかかる税金は?
不動産を売ると、譲渡所得税(じょうとしょとくぜい)がかかります。
これは、売った金額から購入した金額を引いた「利益」にかかる税金です。
たとえば、家を売って500万円の利益が出たら、その500万円に税金がかかります。
2. 税金はどうやって計算するの?
税金の計算はまず、利益を算出します!
利益 = 売った金額 - 買った金額 - 売るときの費用
この「利益」に対して、税金がかかります。
例えば、家を2000万円で買って、2500万円で売った場合、500万円の利益が出ます。
その500万円に対して税金がかかります。
3. 税率って何?
税金のかかり方は、物件をどれくらいの期間持っていたかで違います。
- 5年未満の物件:税金が高い(約39.63%)
- 5年以上持っていた物件:税金が低い(約20.315%)
長く持っていると、税金が少なくて済むということです!
4. どんなときに税金が安くなるの?
不動産を売るときに税金を減らせる方法がいくつかあります!
①3,000万円の特別控除:自分の家を売るときは、最大で3,000万円まで利益を減らせる特別なルールがあります。この特典を使うと、大きく税金を減らせます。
すごく簡単に説明すると、家を売って出た利益が3,000万円までであれば税金がゼロになる可能性があるということです!
しかし、誰でも使えるわけではありません・・・
売却した不動産が自己名義の自宅であること
売却した年に住んでいたこと
売却後に新たに自宅を購入する予定があること(一定の要件あり)
これらの内容に当てはまっている必要があります。
②新しい家を買う場合:もし、新しく家を買う予定がある場合であれば、少し税金を減らせることがあります。(住替え特例)
5.税金が高くなる落とし穴
買った時の金額を証明することが出来ない場合、
税務署で買った時の金額を無理矢理計算されてしまう可能性が高いです・・・
一般的には、
土地の場合:売却額の5%
建物の場合:売却額の10%
で買ったとして計算されることが多いです。
そうなると、買った時の金額が非常に安くなるため、利益が凄く高いとみられて税金が高くなります。
購入時の売買契約書や領収書などがお手元にあるかしっかりと確認しておきましょう!!
6. まとめ
①長く持っていると税金が少なくなる
②特別控除を使おう:自分の家を売るなら、3,000万円の控除を忘れずに使う!
③費用を忘れずに計算:物件価格以外にも、仲介手数料などの費用も経費に出来ます。
④購入時の重要書類が残っているか確認しよう